今回はウェブアンケートにて総勢9,805名に調査した<プロ野球最強の「バント職人」ランキング>を発表します。2022年のデータによると大リーグ1球団の平均バント数は「13」、日本プロ野球の球団は「100以上」だそうです。チームプレーやフォア・ザ・チームの精神が強い日本らしいデータと言えるでしょう。ホームランもいいですが 、ここぞという時にきっちりバントを決める職人も忘れてはいけませんね。さっそくランキングをチェック!
TOP10
- 1位川相昌弘(読売ジャイアンツ他) (2,642票)
- 2位土井正三(読売ジャイアンツ) (508票)
- 3位和田豊(阪神タイガース) (322票)
- 4位吉田義男(阪神タイガース) (308票)
- 5位井端弘和(中日ドラゴンズ他) (299票)
- 6位菊池涼介(広島東洋カープ) (283票)
- 7位石井琢朗(横浜ベイスターズ他) (246票)
- 8位大石大二郎(近鉄バファローズ) (241票)
- 9位中島卓也(北海道日本ハムファイターズ) (238票)
- 10位今宮健太(福岡ソフトバンクホークス) (234票)
ランキングの集計方法
調査方法:株式会社CMサイトがインターネットリサーチした<プロ野球最強の「バント職人」ランキング>のアンケート結果を集計。
※有効回答者数:全年代の男女(性別回答しないを含む)9,805名/調査日:2023年7月25日
第1位:川相昌弘(読売ジャイアンツ他)(2,642票)
画像はX(@nhk_baseball)から引用 《拡大》
- もう川相さんしかいないでしょう!なんたって長嶋巨人時代、『代打・川相!』と主審にバントの構えをしながら告げたくらいだから
- バントひとつで客が呼べると言われた
- 職人のイメージがある
- 確か犠打の日本新記録を持っていたはずで、これは凄い
世界に誇るバントの神様!1位は川相昌弘さん(読売ジャイアンツ他)!
バントと言えばこの選手!ギネスにも載っている、世界記録の通算「533犠打」を達成した川相さんです。47犠打を決めた1995年は何と失敗「0」!バントの神様の称号にふさわしい記録ですね。現在は読売ジャイアンツで総合コーチを務めていて、選手たちに”神業”バントをレクチャーしています。2023年9月で59歳ですが、現役選手よりもうまいのでは?との声がチラホラあがるほど!
「野球っていろんなタイプがレギュラーになれる、ヒーローになれる可能性がある。だからおもしろい」と語る川相さんの言葉には重みがあります。
第2位:土井正三(読売ジャイアンツ)(508票)
画像はX(@SportsHochi)から引用 《拡大》
- 渋いプレイヤーでした
- レジェンド!
- バント名人の先駆けだから
- 土井正三さんのバントはうまかった
巨人V9陰の立役者!2位は土井正三さん(読売ジャイアンツ)!
1965年からの読売ジャイアンツの9連覇は、長嶋茂雄さんと王貞治さんのONコンビの活躍なしでは達成できなかったでしょう。そして土井さんらONの周りを固める選手抜きでも語れません。
チャンスでONに回すため、つなぎ役に徹したのが、歴代24位242犠打を決めた土井さんです!1番に俊足の柴田勲さん、2番に土井さん、3番王さん、4番長嶋さんと続く打順は相手チームからすると脅威以外の何物でもなかったでしょうね。
第3位:和田豊(阪神タイガース)(322票)
画像はX(@TigersDreamlink)から引用 《拡大》
- いろんな試合を見ましたが、和田さんのイメージが一番強いです
- 職人です!
- 懐かしい名前、名場面を思い出します…
- 唯一見に行った試合でバントを打ったところを見たから
レギュラー手繰り寄せたバント!3位は和田豊さん(阪神タイガース)!
1985年にドラフト3位で阪神タイガースに入団した和田さん。守備要員としてチームの日本一に貢献しますが、なかなかレギュラーの座に届きませんでした。しかし1988年に村山実さんが監督に就任すると遊撃手の定位置を確保。この時、レギュラー取りの大きな武器になったのがバントでした。当時の日本記録となるシーズン最多の56犠打を決め、規定打席にも到達し打率.279をマーク。翌1989年もリーグ最多の40犠打を記録し、チームの中心選手に成長していきました!
第4位:吉田義男(阪神タイガース)(308票)
画像はX(@SportsHochi)から引用 《拡大》
4位は吉田義男さん(阪神タイガース)!
- 職人と言われるのはやはりすごい
- 牛若丸!
- やはりこの人でしょう
「捕るのが早いか投げるのが早いか」と言われるほどの俊敏かつ華麗な守備で鳴らした吉田さんですが、バントも職人技で、当時の通算最多記録となる264犠打をマーク。4度のリーグ最多犠打も記録しています。1985年の阪神タイガース日本一の時に監督を務めていた吉田さん。強力打線で栄冠をつかんだイメージがありますが、141犠打を決め、長打力のあるランディ・バースさん、掛布雅之さん、岡田彰布さんにチャンスを回すという、素晴らしい得点パターンでした。
第5位:井端弘和(中日ドラゴンズ他)(299票)
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5位は井端弘和さん(中日ドラゴンズ他)!
- 上手かったね~
- 職人と言う言葉がぴったり当てはまる選手
井端さんは18年の現役生活で通算248犠打を決めたバントの名手です。ところが高校時代は犠打を命じられるのが嫌で、わざとバントを失敗して「打て」のサインを待ったこともあったそうです。しかし大学・プロと自身の経験を積むと、つなぎ役の重要さを実感。小技を習得し「2番打者を極めた選手」と言われるまでになります。
中日ドラゴンズで荒木雅博さんと二遊間を組むと、打順でも1、2番を打ち、バントあり進塁打ありの名コンビとして名を馳せました。
第6位:菊池涼介(広島東洋カープ)(283票)
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6位は菊池涼介選手(広島東洋カープ)!
- バットコントロールが上手だと感じるから
- いつもしっかりバントを決める
守備が上手い菊池選手ですが、2022年には史上8人目となる通算300犠打を達成!この時点で112本塁打をマークしており、元西武ライオンズの伊東勤さん以来2人目となる「300犠打&100本塁打」をクリアしました。2016年には181安打、23犠打で史上初めて最多安打と最多犠打を同時に達成しています。
第7位:石井琢朗(横浜ベイスターズ他)(246票)
画像はX(@numberweb)から引用 《拡大》
7位は石井琢朗さん(横浜ベイスターズ他)!
- 石井さんのバントは最高だった
- 足も速かった
歴代11位となる289犠打をマークした石井さん。しかし横浜ベイスターズ(現・横浜DeNAベイスターズ)が日本一に輝いた1998年は、犠打は一桁。なぜなら当時は、打ちだしたら止まらない「マシンガン打線」と言われ、バントのサインがほとんど出なかったからです。これだけの職人がバントをしない打線は、他球団からすると脅威だったでしょうね!
第8位:大石大二郎(近鉄バファローズ)(241票)
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8位は大石大二郎さん(近鉄バファローズ)!
- 何をやっても上手い印象!
近鉄バファローズ「いてまえ打線」の斬り込み隊長を務めた大石さん。身長166センチの小柄な体で活躍しました。1983年に福本豊さんの連続盗塁王記録を13年で止めた俊足に、1984年に29本塁打を放ったパワー。さらに現役生活17年で通算236犠打を決めた小技!スピードと力と技を兼ね備えた選手でしたね。
第9位:中島卓也(北海道日本ハムファイターズ)(238票)
画像はInstagram(@nakashimatakuya9)から引用 《拡大》
9位は中島卓也選手(北海道日本ハムファイターズ)!
- 安心感がある
バント職人でありファウル打ちの名人・中島選手。自分の役割をちゃんと心得た”くせ者”です。2018年に史上41人目の200犠打をマークした際には「ボクの中ではバントができて当たり前。チームの勝利のため、しっかり一発でもっと多くのバントを決めたい」と目を輝かせていました!
第10位:今宮健太(福岡ソフトバンクホークス)(234票)
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10位は今宮健太選手(福岡ソフトバンクホークス)!
- やっぱり今宮でしょ!
チームのために若い頃から小技を磨いてきた今宮選手の勲章が、犠牲バントです。シーズン最多犠打数を4度マークする送りバントの名人で、2020年に7人目の300犠打を史上最速、そして史上初の20代で達成しています!現役選手最多の犠打数を誇り、パ・リーグ最多のシーズン犠打62の記録も持っています。
プロ野球最強の「バント職人」ランキングベスト10
以上、全年代の男女(性別回答しないを含む)9,805名が選んだ<プロ野球最強の「バント職人」ランキング>でした。
有効回答者数:全年代の男女(性別回答しないを含む)9,805名
調査日:2023年7月25日